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医学部は暗記力が大切!効率の良い勉強法はある?

医学部受験において避けて通ることができないのが「暗記」です。暗記は医学部受験だけでなく、医学部に入ってからも役立つ重要なスキルです。今回は、暗記力を高めるために押さえておきたいポイントをみなさんに詳しく紹介します。

暗記は避けて通れない

医学部を受験し、合格の栄冠を掴むためには、一度頭に入れた知識の漏れをなくすことが非常に重要です。しかし、正しい暗記方法を知っている人は多くないのではないでしょうか。医学部受験を成功に導くためにも、まずは暗記の特徴を見ていきましょう。

医学部受験では暗記が重要

医学部受験では高得点が要求されるので、暗記が得意であるほど点数は取りやすくなります。知識を問うような問題での失点を防ぐためにも、たくさんの知識を身に付ける必要があります。

 

「暗記は問題を解くためのもの」と思われる方もいるかもしれません。しかし、暗記は問題文を効率よく理解するうえでも欠かすことができません。例えば、問題文の中に馴染みのない単語があるだけで問題文は読みづらくなってしまいます。問題を適切に理解しながら回答するためにも、暗記力が必要になってくるのです。

暗記は全科目の土台になる大切な能力です。苦手と思っても決して避けずに、勉強を続けていきましょう。

暗記が苦手な学生は受験で苦戦しやすい

暗記が苦手な場合、一番注意しなければいけないのは英単語です。英単語の暗記がままならないと英文を正しく理解することが難しくなりますし、問題文の文脈から推測しようとしても限界があります。

特に、医学部の入試問題は長文読解のウエイトが非常に大きいです。そのため、英文を読む能力が欠落している場合には英語での失点が嵩んでしまい、ハンデを抱えながら受験をすることになります。

やり方一つで暗記は改善する

暗記が苦手だという学生の声をよく耳にしますが、実はこの苦手意識はやり方一つで大きく改善できます。みなさんは暗記のやり方を意識したことがあるでしょうか?

暗記には適切なやり方を身につけて臨むことが大切で、基本的な対処法をもとに勉強の進め方を変えていくだけで暗記科目の点数を大きく伸ばすことができます。適切な対処法をしっかりと身に付けるように心がけておきましょう。

暗記の前におさえておきたいポイント

それでは、まず全教科に関わる暗記のやり方を徹底的に解説したいと思います。

暗記は繰り返しが大切。アウトプットに注目しよう

暗記をするときにまず活用したいのがノートです。暗記というのはまずインプットとアウトプットのバランスを整えることが大切で、インプットの効率化とアウトプットの繰り返しというイメージを掴んで勉強を進める必要があります。インプットというのはあくまでも参考書を読んだり、自分が作ったまとめノートを使って覚えている内容を頭に入れる作業で、多くの受験生はこちらが暗記にとって大切と思ってしまいます。

 

しかし、効率よく暗記を進めたいと思う場合にはこのようなやり方だけでなく、ノートを使って問題を解いたり、自分がまだ覚えていない部分を炙り出していく必要があります。このために、日常使っているノートの中に自分が覚えたい項目をまとめるページを作ったり、試しに自分が覚えたいと思っている範囲を何も見ずに書き出して、本当に覚えているのかどうか確認するページを作るとアウトプットの分量を増やすことができます。

1日1時間机に向かうのは大間違い

暗記のコツとしてみなさんに意識してもらいたいのが、「暗記の時間を分散させる」という習慣です。暗記をするときには1日1時間の暗記時間を作るのではなく、10分を6回に分けるような勉強が大切です。

電車での移動時間を暗記の時間に当てたり、休み時間で暗記を終わらせてしまったりと、1日の暗記の時間を細かく分散させるように工夫すると、自然と暗記の習慣ができます。

暗記するならターゲットを絞るべし

暗記のポイントとして、「自分がまだ覚えていない部分を炙り出していく」と紹介しました。暗記したい内容があまりに多すぎると負担が大きくなり、一つの項目に時間がかかってしまいます。英単語の場合にはノートに10個区切りのグループを作ったり、化学の無機化学の暗記をする場合には元素ごとに覚えたい項目を区切ったりしましょう。コンパクトにすることで一つひとつの項目を覚える負担が軽くなり、暗記を進めやすくなります。暗記を進めるときにはまずターゲットを絞って、小さな負担を積み重ねるようにしていきましょう。

科目別の暗記方法を徹底解説!

次に、具体的な暗記のやり方を科目別に紹介していきます。

英単語ってどうするの?熟語の暗記のコツは?

英単語の暗記はみなさんにとって非常に厄介な存在だと思います。特に熟語の暗記は受験生の悩みのタネの代表格と言っても過言ではありません。

英単語を覚えるときに皆さんに注意してもらいたいのはズバリ長文の活用です。英単語を覚えるときにはまず単語帳で単語を増やし、定期的な単語テストに向けて勉強することで単語の分量を増やすというのが一般的な流れだと思いますが、実はこれ以外にしっかりと長文を活用することで自分が覚えている語彙数をさらに強固にすることができるので、しっかりと英文読解を行うようにする必要があります。

英語の長文を利用するときには必ず知らない単語を調べ、その長文全てを理解した状態にすると英語のレベルを向上することができます。単語というのは単語帳に載っている物だけでなく、本文の文脈の中で捉えて初めて理解ができる物です。必ず単語帳と適度なレベルの英語長文の多読を行うように心がけてみましょう。

どのような英文を読むと良いのか、何か良い長文が無いか困った場合には予備校の先生に相談するのが吉です。英語は非常に専門性が高い科目なので、英語の講師の意見を参考に、長文の読解を取り入れるようにしましょう。

生物は暗記が多くて困る!

生物という科目は非常に暗記が多く、理屈だけでなく覚えるという部分にまで配慮して勉強を進めたい科目です。生物の暗記で注意したいのは、出るところを優先するという姿勢です。予備校の授業を受け、受験に出題される部分をターゲットにして受験勉強を進めると効率よく暗記をすることができます。

また、生物の勉強で気をつけたいのが言葉を字面だけで覚えるのではなく、図を活用して覚えるという姿勢です。生物では様々な器官や分子の挙動を理解する必要があります。このときに図を利用して勉強しておくと、実際に受験問題に対面した時にその図が手助けをしてくれます。

暗記の時に図まで活用して覚えるという点をよく理解しておきましょう。

【医学部受験で役立つ暗記方法】社会編

社会科は理系の学生にとってどうしても脇役の科目になってしまいがちです。そのため、社会は理系科目よりも効率よく、てきぱきと暗記を進める必要があります。

社会の暗記の基本は、一問一答と用語集を使った勉強です。参考書や授業などで覚えるべきポイントや理解すべきポイントを教わったら、用語集を読み、一問一答を使って知識の確認をしていきます。一問一答も英単語と同じように、解けた問題は斜線で消し、答えられないものにターゲットを絞っていきましょう。

ターゲットを絞ったら暗記ノートに入れていきます。この繰り返しで、英単語と同じように進めていくのが勉強のコツです。暗記ノートを効率よく活用して、暗記がある程度できてきたら問題演習を行い、暗記の定着を図るようにしましょう。

まとめ

暗記は受験勉強の基本です。知識がなければ問題を解くこともできなくなるので、まずはしっかりと覚える習慣を身に付けましょう。暗記はやり方を少し変えるだけで大きく改善することができます。暗記は才能ではなく、やり方の問題ということをよく理解し、毎日の勉強習慣の見直しを図りましょう。