医学部って楽しいの?世間では勉強漬けと思われている学生生活を調査
医学部進学過程、教養過程での授業・試験・学生生活
1年生
医学部専門課程での授業・試験・実習・国家試験・学生生活
2年生〜3年生前期
3年生後期〜4年生前期
4年生後期
臨床医学の講義が終わると、CBT(Computer Based Testing)という試験受けることになります。コンピューター上で行う基礎医学と臨床医学のテストです。試験範囲が非常に広いため、対策で長時間勉強する必要があるでしょう。その後、待ち受けるのがOSCE(Objective Structured Clinical Examination)です。客観的臨床能力をチェックする試験で、模擬診察テストの形式をとります。患者役への問診、聴診を行い口頭試問に答えます。これらの試験に合格しないと臨床実習に進むことができないため、試験が近づいてくると、まわりもみんな勉強に打ち込む雰囲気になっていくのが一般的です。
5年生〜6年生前期
6年生後期
サークル・部活、アルバイト・など授業実習以外の時間の使い方
忙しいと思われる医学部でもクラブ、サークル活動は活発に行われています。医学部生のみの部活を作っていることが多く、部活に参加すると先輩後輩のタテのつながりが作れます。その結果、広い人脈を得られて、学生時代には試験や授業の情報を得られることや、医師として働き始めてからは診療科を越えて相談したり患者を紹介したりと、この時のつながりが役に立つでしょう。医学部生のクラブ活動参加率は8〜9割です。特に運動系では「東医体」「西医体」という、それぞれ東日本と西日本の医学部生のみが参加し競う体育大会があります。
医学部生のなかには、裕福な学生も多く生活に不自由していない学生も少なくありませんが、社会勉強あるいは小遣い稼ぎとしてアルバイトをしている同級生は多くいると思います。塾講師、家庭教師などは他学部の学生よりは比較的高時給をもらえ、受験勉強の知識やスキルが活かせるため医学部生に人気のアルバイトの1つです。部活やアルバイトでコミュニケーション能力が養われれば、将来患者や同僚と意思疎通を取る際に活かせるでしょう。